訪問看護師は、病院に勤めている看護師とはまた異なる業務を行う必要があります。
そのため、「自分は本当に訪問看護師に向いているのか？」という不安を抱えている方もいるでしょう。
そこで今回は、実際に働いてみて感じた、訪問看護師に向いている人の特徴についてご紹介していきます。
訪問看護師に向いている人の特徴
訪問看護師は大変なお仕事ですが、向いている人の場合は私のように楽しいと感じることもあります。
では、どのような方が訪問看護師に向いているのでしょうか？
1人1人に専門的な看護ができる
訪問看護師の場合は、1人1人に対して時間をかけて看護することができます。
病院の場合はたくさんの患者さんを一度に見なければいけないので、1人1人に対して割ける時間は限られてきます。
しかし、訪問看護師の場合は日常の生活の中で患者さんがより安心して過ごすことができるように、その人だけに時間をかけて看護できるという点が大きなメリットです。
そのため、1人1人に対して専門的な看護を集中して行いたいという方は訪問看護師が向いているでしょう。
人とのコミュニケーションを円滑にできる
訪問看護師の場合、患者さんの自宅で患者さんやご家族の方と密にコミュニケーションをとらなければいけません。
訪問看護を希望している方は病院での医療ケアよりも生活のサポートやメンタルのケアを期待していることが多いです。
その上、その人によってどのようなサポートを行ってほしいかは異なるので、しっかりとコミュニケーションをとって決めていく必要があります。
そのため、誰とでも円滑にコミュニケーションをとれる能力が訪問看護師には必要でしょう。
自分で積極的に行動できる人
訪問看護師は、基本的に自宅に1人で行って看護をする必要があります。
病院にいるといつも周囲に誰か他の看護師がいるので、気軽に相談したり判断を仰いだりすることができますが、訪問看護師の場合はさまざまな判断を1人で下さないといけません。
そのため、誰かから指示をされて仕事をするよりも、自分の判断で能動的に動ける方の方が訪問看護師に向いているといえるでしょう。
体力があり身体を動かすのが好き
訪問看護師はかなり体力勝負の仕事です。
患者さんから患者さんのところに移動することが多くなるので、体力が必要となります。
そのため、身体を動かすことにあまりストレスを感じないという方は訪問看護師に向いているでしょう。
訪問看護師に向いてない方
訪問看護師のお仕事が向いていない方が転職してしまうと、ツラいと感じることが多くあるでしょう。そのため、訪問看護師が向いていない人もご紹介していきます。
年収を下げたくない人
看護師の中には、しっかりと高い収入を稼ぎたいと思っている人もいるでしょう。
訪問看護師は病院に勤めている方に比べてどうしても年収が少し下がってしまうので、より高い収入を稼ぎたい方は病院に勤務する方がよいでしょう。
病院に勤めていると夜勤があるので、夜勤手当で稼ぎやすい環境を作ることができます。
医療ケアを行いたい方
訪問看護師の場合は、あまり医療的な措置を行うことはありません。
そのため、より急性の医療ケアを行いたいという方は訪問看護師よりも病院勤務の方が向いているでしょう。
人の家に入るのが苦手な方
訪問看護師は、利用者の方の家に行って療養をする必要があるので、他の人の家に入ることに抵抗があるという方は訪問看護師には向かないでしょう。
自宅によってはあまり片付いていなかったりペットを飼っているという場合もあるので、アレルギーなどを多く抱えている方はなかなか仕事をしづらい環境になってしまうことも考えられます。
まとめ
いかがでしたか？
訪問看護師は、病棟看護師の仕事とは内容が少し異なるので、病棟での看護業務が向いている方でも訪問看護師には向いていないという場合もあります。
そのため、自分が本当に訪問看護師に向いているのか、やっていけそうかを事前に考えて訪問看護師になることをおすすめします。
訪問看護師は体力面も精神面も必要となる職業ですが、とてもやりがいを感じることができる仕事ですので、興味のある方は考えてみてはいかがでしょうか？
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